NO. |
NAME |
MARK |
KU |
|
1 |
辻 |
|
傘たたく雨音消えてしんしんと |
|
辻 |
コ |
傘を叩く雨音が静かになったと思ったら,雪でした. |
|
下河原 |
○ |
雨が上がった後、寒くなった様子が伝わります。 |
|
白鳥 |
コ |
雪に変わった? |
|
木原 |
○コ |
雨がいつのまにか雪へと変わる静かな午後。 |
|
ショルツ |
○ |
雨から雪に変わったのがしんしんでわかります。 |
|
大治 |
○ |
感性豊かな句です |
|
片岡 |
○ |
以下の句より作者の置かれた状況を思うと、下五「しんしんと」が胸をついてきます。 |
|
五嶋 |
○ |
傘に積もり始めた雪の重みが伝わってくるようです。 |
|
手塚 |
○ |
みぞれからから雪へ。それこそ「しんしん」と風情と寂しさが・・ |
|
白井 |
○ |
何か 静寂の支配が・・ |
|
町田 |
○ |
雨から雪へ!季語は見えないけど雪かなあ |
|
小野 |
○ |
他の句から察するとお母さまが他界された気持ちを詠まれていますね。雨の音はお母さまの心臓の鼓動だったのでしょう。 |
|
2 |
辻 |
|
冬の朝先立つ不幸消滅し |
|
辻 |
コ |
妻から,親より先に死ぬなと言われていました.それが亡くなり巻いた.亡くなり巻いた. |
|
白鳥 |
Q |
「先立つ不幸」次の句とリンクしていそうですが。 |
|
ショルツ |
○ |
下の句を見ないうちに親御さんが亡くなったことがわかりました。合掌。一つの親孝行ではないでしょうか。 |
|
片岡 |
コ |
私自身いつもどこかで「先立つ不考」の不安が心にあるので、この句は何んと複雑なかなしい安緒なのだろうと思います。 |
|
手塚 |
コ |
お母さまへの思いが切々と伝わります。ご冥福をお祈りします。 |
|
月足 |
○ |
お母様を見送られた寂しさとご心配をかけたことへの思い。次の句とともに。 |
|
白井 |
コ |
そうですか |
|
小野 |
○ |
責任感から解放されたような、安堵感が伝わります。 |
|
3 |
辻 |
|
冬の朝心配し続け母が逝く |
|
辻 |
コ |
... |
|
下河原 |
コ |
お母様のご冥福をお祈りいたします。 |
|
白鳥 |
○ |
亡くなったお母さまの愛情を冬の朝に改めて感じる…という句でしょうか。しんみりします。 |
|
ショルツ |
コ |
今わの際でさえも心配する親心、泣けます。 |
|
広瀬 |
コ |
逝去される瞬間までご家族のことをご心配されていたお母様のご家族への優しさが伝わってきて、悲しみの中にも温かさを感じました。冬の朝の寒さとの対比でより伝わりました。 |
|
大治 |
コ |
親心がにじみ出ている句です |
|
片岡 |
コ |
「心配し続け」は初め病の母への子よりの思いととらえましたが、もしかすると、子を心配し続けた御母堂の思いではないか、と思い返しています。ご冥福を改めてお祈り申し上げます。 |
|
白井 |
コ |
そうですか、親はいくつになってもですね |
|
4 |
辻 |
|
大寒や心浮き立つ梅ヶ丘 |
|
辻 |
|
梅ヶ丘に梅を見にゆくときの句です。 |
|
白鳥 |
|
大寒に心が浮き立つのは、春の予感がするから? |
|
木原 |
○ |
季節は一年の内で一番寒いころだけど、楽しいことも探しながら日々を過ごしましっょう。 |
|
ショルツ |
|
大寒=春近しを「梅が丘」が物語っていますね。 |
|
月足 |
|
寒くても梅は咲く |
|
白井 |
|
寒い時期を乗り超えればですかね |
|
町田 |
|
梅ヶ丘に何があるのでしょうか?あっ、梅が咲くのを待っているんですね。 |
|
5 |
広瀬 |
|
凍星に届けと翔(かけ)る飛行隊 |
|
木原 |
○ |
北京五輪のジャンプでしょうか。 |
|
広瀬 |
コ |
五輪ジャンプは夜に飛ぶことが多いですが、スキージャンパーの気持ちはこんな感じだったのではないでしょうか |
|
ショルツ |
○ |
スキージャンプ、このように詠みたかった~ |
|
大治 |
○ |
凍星の言葉の選択に感心 |
|
片岡 |
○ |
リョウユウ君のノーマルヒルもラージヒルも、順番を待つ間、こちらの胸が苦しくなって来ました。 |
|
久保田 |
○ |
冬は星が綺麗で近いので、飛行機が届きそうですね。 |
|
下河原 |
○ |
「凍星」素敵な季語ですね。鳥の群れ出すかね。 |
|
白井 |
○ |
イテボシへ 大ジャンプといきたっかたですが 団体は長野ようにいかずちょっと残念 |
|
町田 |
○ |
なにかカッコイイです。スキージャンプかな |
|
小野 |
○ |
スキーの男子団体への応援歌でしょうね。 |
|
6 |
広瀬 |
|
春隣涙のリンク夢隣 |
|
白鳥 |
コ |
「春隣」と「夢隣」が切ない。羽生結弦くんでしょうか。 |
|
広瀬 |
コ |
最初は五輪での羽生選手のインタビューを見て詠んだ句でしたが、「涙のリンク」という言葉が持つ経済効率と汎用性(1500m、団体パシュート等)の高さに思わず自画自賛(笑) |
|
ショルツ |
コ |
羽生君のクワドアクセル挑戦のことでしょうか。「夢隣」が見事。 |
|
片岡 |
コ |
結弦君をはじめ色々な涙があったけど、夢を目指す「夢隣」の氷上ステージでしたね。 |
|
月足 |
○ |
メダルの夢は紙一重。でも春は近い |
|
白井 |
○ |
羽生選手?のことでしょうか 残念ですが,有言実行は見事です この歳にして大尊敬 |
|
小野 |
○ |
この句を読んで、羽生結弦選手の歴史にも記憶にも残る挑戦と、敗北したときの爽やかさを思い出しました。 |
|
辻 |
○Q |
?? |
|
7 |
広瀬 |
|
寒すばる渾身一句を求めつつ |
|
白鳥 |
○ |
「渾身一句」がいいですね!「寒すばる」と合っている。 |
|
木原 |
○ |
冬の夜空を眺め、渾身の一句を絞り出す。 |
|
広瀬 |
コ |
吟行ではないのですが、仕事の帰り途に「渾身の一句が閃かないかな~★」と思いながら夜空を見上げた時の心象風景を詠んでみました。 |
|
ショルツ |
コ |
一句できましたね。 |
|
大治 |
コ |
この気持ち解ります |
|
五嶋 |
○ |
すばるを見上げている様子が目に浮かびます。 |
|
下河原 |
コ |
私は、渾身の一句は作れません。 |
|
白井 |
コ |
わかります 冬夜スバルが見えるような環境でとたまに見上げますが 寒ーく やっぱり熱燗へ |
|
町田 |
コ |
渾身一句に「寒すばる」という季語が効いています。 |
|
8 |
広瀬 |
|
まん防に背徳煽る鰭酒の香(か) |
|
白鳥 |
○ |
鰭酒に「背徳」をそそのかされ。人間だもの。 |
|
広瀬 |
|
まん防期間中、会社の仲間と二人で4時半に出て5時からふぐを食べました。早退けしてお酒飲んでしかも河豚…という状況に少しだけ後ろめたさを感じたという句です。 |
|
手塚 |
○ |
ひれ酒には誘われます。それこそ背徳の味 |
|
月足 |
|
まん防明けでは、旬が過ぎる |
|
白井 |
|
ひれ酒ですか もう周りは気にせずでいいでしょう |
|
9 |
町田 |
|
豆まきも記念撮影鬼ピース |
|
白鳥 |
○ |
ユーモラスでほっこりします。 |
|
木原 |
○ |
微笑ましい光景。 |
|
ショルツ |
○ |
鬼だって楽しく務めたい! |
|
大治 |
○ |
ユーモラスさが自然よ伝わります |
|
広瀬 |
コ |
「家族で豆まき」という時節の風景も少なくなりましたが、だからこそスマホでの家族写真は幸せの瞬間を残す大切な思い出です。 |
|
手塚 |
コ |
鬼ピース? どんなピースですか。でも可愛い。 |
|
下河原 |
○ |
最近は豆まきの音を聞くことができませんね。 |
|
月足 |
○ |
おうちのイベントのほほえましさ |
|
白井 |
コ |
いいね いいね |
|
町田 |
コ |
幼稚園の豆まきで、号泣する子が多くてこんなことになりました。 |
|
10 |
町田 |
|
水仙の立ち姿君凛として |
|
白鳥 |
コ |
羽生結弦くんを連想しました。 |
|
木原 |
○ |
水仙に心に思う人を重ねていると見た。 |
|
ショルツ |
コ |
水仙、あの細さでシャンと伸びて、えらい。 |
|
大治 |
コ |
モデルのような女性を連想 |
|
片岡 |
○ |
なぜか、お子さんの立ち姿に思えます。幼児がふと見せる凜々しさが、水仙の姿と重なるからでしょうか。 |
|
五嶋 |
○ |
「凛として」の表現が、いい。 |
|
手塚 |
○ |
前回もどなたか水仙の様子を俳句にされた気が。やはり凛しています。として |
|
下河原 |
Q |
水仙の立ち姿にみたてた君は誰? |
|
白井 |
○ |
そう 「立てば芍薬・中略・歩く姿は春は水仙の花」 ついでに春の香り 的?? |
|
町田 |
コ |
姿勢の良い人は素敵だな |
|
小野 |
○ |
水仙のように真っ直ぐな姿を持つ花って、それだけできれい。君を花に例えるぐらいだから、奥様のことかなと思ったけど、実は違ったりして。 |
|
辻 |
○ |
背筋を伸ばさねば! |
|
11 |
町田 |
|
無症状ほっとけばいいよ雪眩し |
|
久保田 |
○ |
「ほっとけばいいよ」と「雪眩しい」の取り合わせが好きです。 |
|
月足 |
コ |
そんな気持ちになります |
|
白井 |
コ |
雪がわかりませんが オミクロンは 若ければ1日発熱でOKみたい 次の注射どうしよう? |
|
町田 |
コ |
コロナで濃厚接触者の特定や学級閉鎖などへの対応が大変で投げやりになった私の気持ち。 |
|
小野 |
コ |
社会の気分はこんな感じ? |
|
12 |
町田 |
|
70パーセントオフと春物と |
|
白鳥 |
|
安くなった冬物か、季節を先どる春物か。わかるわ!この迷い。 |
|
広瀬 |
|
セール品とプロパー品が混在している店頭での作者の迷いが上手く表現されている句ですね。 |
|
片岡 |
|
冬物のバーゲンに支出するか、いや、今年の春物か。いやいややはり、「と」だから両方でしたか。 |
|
月足 |
|
冬物はバーゲン? |
|
白井 |
|
バーゲンで冬物ゲット まだ寒いかね |
|
町田 |
|
2/12締切日の新百合のショップ。春色の服が並ぶ中、70%OFFの冬服が、季節の変わり目を感じました。 |
|
13 |
久保田 |
|
深呼吸口飛び込みし雪舐める |
|
木原 |
○ |
思わぬ訪問者。いらっしゃい。 |
|
大治 |
コ |
同じようなことをした覚えがあります |
|
五嶋 |
○ |
口の中の雪の冷たさが伝わってきます。 |
|
五嶋 |
○ |
口の中の雪の冷たさが伝わってきます。 |
|
下河原 |
○ |
情景が浮かびます。 |
|
白井 |
コ |
いいね 吐く息真っ白ですよね |
|
小野 |
コ |
舐めるという言葉には野性味がある |
|
辻 |
○ |
雪美味しそう. |
|
14 |
久保田 |
|
霧吹きて桃綻ばす仏前 |
|
ショルツ |
コ |
桃の花が綻んだら仏様もにっこり。 |
|
大治 |
○ |
春の息吹を感じる句です |
|
片岡 |
○ |
春を呼び込み、仏様に春を楽しんでもらう魔法のよう。 |
|
白井 |
コ |
ももの花が膨らんだ 膨らむためかね 情景でていいね |
|
15 |
久保田 |
|
冬空に光の粒と歩夢跳ぶ |
|
木原 |
○ |
スノーボードハーフパイプ。「NHK最悪」がトレンド入り。私もその犠牲者。 |
|
ショルツ |
コ |
跳びましたよね~。 |
|
広瀬 |
コ |
まさに11日にTVで見た景色!感動しましたよね!句にすると雪が光の粒となって平野選手とともに空を舞う様子がより伝わり、さらに「歩」と「跳」の対比、「夢」そのものが舞う様子が伝わってきて素敵だと思いました。 |
|
白鳥 |
○ |
きれいな青空を背景にすばらしい技でした!まさに光と跳んでいた。 |
|
大治 |
○ |
かっこよかった しゃべりは今一 |
|
手塚 |
○ |
平野選手、まさに光の粒と化した。技の名前は難しすぎるけど |
|
下河原 |
コ |
平野歩夢選手が跳ぶ姿素晴らしかったです。 |
|
月足 |
コ |
まさにそんな光景 |
|
白井 |
○ |
そーなんです 『すごい』しか言いようがない |
|
町田 |
○ |
「光の粒と」がいいですね。歩夢くん本当にかっこ良かった。。 |
|
小野 |
○ |
平野歩夢選手の、夏冬の快挙の晴れがましさがよく表現された句だと思います。 |
|
16 |
久保田 |
|
チョコ酔いでデパートの外春北風(はるならい) |
|
ショルツ |
○ |
デパ地下は正に「チョコ酔い」。春北風は響きがいいですね。 |
|
白鳥 |
|
「春北風」、なんとなく「チョコ」と「デパート」に合っているから不思議。 |
|
片岡 |
|
「春北風」を覚えました。立春がうそのように寒い今年にふさわしい季語ですね。 |
|
月足 |
○ |
チョコと人いきれ、外に出て春風に |
|
白井 |
|
うーチョコ酔いて なだろう 食べ過ぎ?? かね |
|
町田 |
|
「チョコ酔い」が楽しい。春北風も使ってみたい季語です。 |
|
17 |
小野 |
|
ヒヤシンス空き瓶の中に泉かな |
|
大治 |
○ |
このような句を作る作者の感性に感激 |
|
片岡 |
○ |
水栽培のヒヤシンスの春のけざやかさ。 |
|
五嶋 |
○ |
春が近づいているのを感じさせる句ですね。 |
|
白井 |
○ |
そーですね 着目点G なんか神秘性と思うには俺だけ? |
|
小野 |
コ |
空き瓶でヒヤシンスの水栽培をしました。すくすく育つのを見るのも楽しかったけど、瓶の中の水がきらきらと泉のようで、きれいでした。「〜中に泉かな」か「〜水きらきらと」か、最後まで迷いました。 |
|
18 |
小野 |
|
淡雪や消えるが本懐無為に生く |
|
木原 |
○ |
地面に落ちては消えていく雪を眺めながら何を思う。 |
|
ショルツ |
○ |
人から見れば儚いけど「消えるが本懐」とは正に! |
|
大治 |
○ |
発想の素晴らしさに脱帽 |
|
広瀬 |
コ |
ご自分に重ね合わせている訳ではないでしょうが、なんか良い感じの句ですよね?「本懐」と「無為」の矛盾がオサレです。 |
|
久保田 |
○ |
消えるのが本望というのも寂しいね。儚いから美しいのか。 |
|
手塚 |
コ |
無為に往く・・・本懐を遂げられなかった無念さ。。 |
|
下河原 |
○ |
淡雪が消えていく様に共感します。 |
|
月足 |
○ |
あとを残さず |
|
白井 |
コ |
【調査済:老子】でも消えるが本懐ならなぜ?降るのしょうか やっぱり積もって(凡人の思い) |
|
小野 |
コ |
2月10日に降った雪は積もりませんでしたね。すぐに溶けて消えていくのが、潔くてかっこいいな、と思いました。 |
|
19 |
小野 |
|
凛とした処女らのごとき薔薇の芽や |
|
大治 |
コ |
薔薇の芽を今度見てみます |
|
白鳥 |
コ |
バラの若芽がもう出ている? |
|
片岡 |
○ |
雫したたる薔薇の芽が鮮やか。 |
|
下河原 |
コ |
バラの芽がどこか艶めかしいですね。 |
|
白井 |
○ |
そーですね そのうち赤くなりおまけ棘だして ダメ男を手玉に 失礼(凡人の経験より) |
|
小野 |
コ |
ベット・ミドラーの「ROSE」という曲の歌詞にインスパイアされて作った句です。「薔薇」は夏の季語ですが、「薔薇の芽」は春の季語です。 |
|
20 |
小野 |
|
チューリップあけっぴろげの照れ隠し |
|
木原 |
○ |
チューリップをそう見ましたか。オリジナリティがあっていいですね。 |
|
ショルツ |
|
チューリップをユニークに観ていて新鮮。なんの照れ隠しかな? |
|
大治 |
○ |
思わず納得の句 |
|
白鳥 |
○ |
チューリップ、好きな花です。あけっぴろげは照れ隠しなんだ! |
|
広瀬 |
|
鬱金香はホントは3月?早咲きに照れちゃったのかな?でもチューリップは思いっきり開いちゃうからそっと咲くなんてできない…可愛い句だなと感じました。 |
|
手塚 |
○ |
あのチューリップの姿は照れ隠しなんだ。納得。 |
|
月足 |
|
確かにあけっぴろげになる |
|
白井 |
○ |
なんか上句と対でついでに対コメント:引っ張りこんで ダメ男を手玉に 失礼(凡人の感) |
|
町田 |
○ |
チューリップって本当にこんな感じがします。私はつぼみのチューリップが好きです。 |
|
小野 |
|
ヒヤシンスの球根と一緒に黄色のチューリップを一輪買いました。蕾が開花する様子はあまりに無邪気な娘のよう。自を出しすぎて恥じらっているようでもあり。 |
|
辻 |
○ |
微笑ましい. |
|
21 |
手塚 |
|
山一望飛行機雲に冬茜 |
|
木原 |
○ |
冬の美しい景が浮かびます。 |
|
大治 |
○ |
夕暮れの情景がまるで絵のような感じがsます |
|
ショルツ |
○ |
漢字の連続が素晴らしい! 絶妙な景色。 |
|
手塚 |
コ |
通勤の朝、快晴の空に飛行機雲のすじが美しかったので |
|
下河原 |
○ |
茜色の空と飛行機雲が冬にマッチしています。 |
|
白井 |
コ |
絵になるね |
|
22 |
手塚 |
|
春を待つチューリップにも雪予報 |
|
ショルツ |
コ |
着々と進む春と雪が重なるのがこの時期ですね。 |
|
白鳥 |
コ |
こんな苦難にも耐えて花は咲くんだなあ。 |
|
片岡 |
コ |
物語のような優しい夢見の心持ち。 |
|
手塚 |
コ |
先日の大雪警報の予報は大外れでした。 |
|
月足 |
コ |
いよいよ春?でも、雪 |
|
白井 |
コ |
北陸がいつにない雪で |
|
23 |
手塚 |
|
立春の風のかおりや河川敷 |
|
木原 |
○ |
高校時代の多摩川の河川敷を思いました。 |
|
大治 |
○ |
春の気配を感じる句 |
|
ショルツ |
コ |
行きなれた河川敷、風の香りの変化もわかるのでしょうね。 |
|
白鳥 |
○ |
川風に春を早くも感じたのですね。春は風の香りから。素敵! |
|
片岡 |
○ |
この句には、眼前の冬枯れした河川敷の風に感じた春の予感が歌われていて好きです。 |
|
五嶋 |
○ |
「立春の風のかおり」の表現がいい。 |
|
久保田 |
○ |
季節の移り変わりは匂いでも感じられるね。 |
|
手塚 |
コ |
立春のあと、風の香もなんだか春めいてきたもんで |
|
下河原 |
コ |
立春を過ぎると気持ち的に春めいてきたような気がします。 |
|
白井 |
コ |
ちょっと春の気分ですかね |
|
町田 |
○ |
川に向かって立春の風のかおりを思いっきり吸い込んでいる様子が伝わります。河川敷という場所の特定がいいし、とても春らしいいい句だな。 |
|
小野 |
○ |
南の湿った風が運んでくる春の予感。 |
|
辻 |
○ |
河川敷のラン,春が待ちどうしい. |
|
24 |
手塚 |
|
鬼は外還暦からの底力 |
|
大治 |
|
頑張ってるね |
|
ショルツ |
|
エイエイオー!! |
|
白鳥 |
|
たしかに恐いものなし!かも。 |
|
広瀬 |
|
「還暦からの底力」素敵な言葉ですね~子供の為の豆撒きではなく自分の為の豆撒きって感じで…力をもらいました! |
|
手塚 |
|
60歳+3年、我々もまだまだいろんな敵とは戦わねば。 |
|
月足 |
○ |
新たな決意で、大きな声で |
|
白井 |
○ |
うーそうでありたいが めっきり体力なくなり 出るのはおやじギャクばかりで おやじー外のとことです 我が家 |
|
町田 |
|
勇気が湧きます。 |
|
小野 |
○ |
力強い一句。鬼に負けじと豆を巻く作者。元気をもらいました。 |
|
25 |
ショルツ |
|
セーターの背に陽(ひ)の温み充電す |
|
ショルツ |
コ |
日向ぼっこの背は「充電」と感じました。「充電完了」「充電00%」を組み込みたかったけれど無理でした。 |
|
木原 |
○ |
背中に陽をいっぱい浴びて元気が出てきたぞ。 |
|
白鳥 |
○ |
陽射しの暖かさを背に感じて。「充電す」がいいです! |
|
広瀬 |
コ |
寒い日にふと日向に出た時に「この温みを取っておきたい!」と思いますよね?共感します!冬のゴルフ時によく思う事です。 |
|
大治 |
○ |
春の香りを感じて思わず心が和みます |
|
片岡 |
コ |
うーん、大好き、日向ぼっこ。 |
|
月足 |
コ |
温みを充電、なるほど! |
|
白井 |
コ |
いいね ソーラー充電 ウルトラマンみたい |
|
町田 |
○ |
いいですね。この感じわかります。「充電」が面白い。 |
|
小野 |
○ |
読んでいるだけで、ポカポカしてきます。 |
|
26 |
ショルツ |
|
冬木立夕映えを背に影絵かな |
|
ショルツ |
コ |
武蔵野線から見える冬木立は影絵のよう。語順をとっかえひっかえ組み換えた挙句これを登録しました。 |
|
白鳥 |
コ |
冬の透明な夕映えを背に。絵になる光景。 |
|
大治 |
○ |
メルヘンの世界にいざなう句です |
|
片岡 |
○ |
浮き立つ影絵としたことで、背面の光や色彩が輝きを増しています。 |
|
五嶋 |
○ |
冬はまだ「影絵」が長いかな。でも、来たる春も感じさせます。 |
|
久保田 |
○ |
美しい冬の夕暮れの光景ですね |
|
手塚 |
コ |
影絵の風景がしっとりしていますね。 |
|
下河原 |
○ |
美しい夕焼けの情景が目に浮かびます。 |
|
白井 |
○ |
赤い 黒い 長ーい 2色世界が浮かびます |
|
町田 |
コ |
私もいつも影絵だなあと思っています。 |
|
辻 |
○ |
美しい情景が浮かぶ。 |
|
27 |
ショルツ |
|
折れ枝の蕾や哀れ春を見ず |
|
ショルツ |
コ |
折れ枝にもかかわらず梅の蕾がつきましたが、ほころばずに力尽きました。開花した隣の小枝と元は同じ枝。 |
|
木原 |
○ |
蕾の気持ちになってあげる優しい心の作者。 |
|
白鳥 |
コ |
こういう無情もありますね。春はもうすぐなのに。 |
|
広瀬 |
コ |
「その通りだな~」との気付きを与えて頂いた句。蕾が春に向かって一生懸命準備をしているという句は多いですが、自然には「理不尽」もあるという着眼点があるから自然を大切にできると思いました。 |
|
大治 |
Q |
雪で折れた? |
|
手塚 |
○ |
繊細な感性。折れ枝にも蕾が・・・余韻がある。 |
|
下河原 |
○ |
折れた枝の蕾の表現が文学的ですね。 |
|
月足 |
○ |
蕾のままの無念 |
|
白井 |
コ |
そーですね 蕾といえば♬消えそうに咲きそうな蕾が僕をまーてる 残念 |
|
小野 |
○ |
たまに路上で見かけますね。そこに目を向ける感性が素晴らしい。 |
|
28 |
ショルツ |
|
雪の子さ怖くはないよ跳ぶだけさ |
|
ショルツ |
|
高さ、失敗の恐怖、さまざまな葛藤の中、見た目には飄々と跳び、滑る雪の子達(=冬季五輪選手全員)の呟き。「跳ぶだけさ」が頭の方が良かったか?? |
|
白井 |
|
スノボのジャンプですかね まさに雪の子 |
|
29 |
五嶋 |
|
大寒の天上に居るオリオン座 |
|
白鳥 |
○ |
冬の星座の代表格。寒さに冴える空からの不思議な光。 |
|
ショルツ |
コ |
冬の夜はオリオン座ですよね。 |
|
片岡 |
○ |
言葉の漢語調が、寒さの凍てつく厳しさをよく伝えます。 |
|
五嶋 |
コ |
頭の真上に、くっきりとした三つ星とオリオンを見たのは、久しぶり。 |
|
久保田 |
○ |
天井に居る、という表現が好きです。 |
|
白井 |
コ |
そーですね |
|
町田 |
○ |
壮大で威厳を感じます。 |
|
30 |
五嶋 |
|
立春の朝の散歩に鳥の唄(うた) |
|
木原 |
○ |
まだ寒い朝散歩ですが春は確実に近づいてますね。 |
|
大治 |
○ |
暖かさに思わず口ずさみたくなる気持ち解ります |
|
ショルツ |
コ |
昨日と同じ鳥の声も唄にきこえる春気分。 |
|
片岡 |
○ |
一転してこの句は浮き立つ春の心が楽しい。 |
|
五嶋 |
コ |
まだ寒いけれど、鳥の声が急にたくさん聞こえるようになりました。 |
|
下河原 |
○ |
春が近づいている様が良いですね。 |
|
月足 |
コ |
鳥の声が増えた |
|
白井 |
コ |
立春といえど 寒ーく でも鳥たちは |
|
小野 |
○ |
どの句も楽しげで良いですね! 中でもこの句は寒々しい朝を楽しく輝かせています。 |
|
31 |
五嶋 |
|
早春の夕焼け楽(たの)し帰り路(みち) |
|
大治 |
○ |
素直な心がでている句です |
|
ショルツ |
○ |
段々日が伸びていくのを確認しながら♬ |
|
五嶋 |
コ |
仕事帰りの時間がどんどん明るくなっていく今は、気持ちが晴れます。 |
|
月足 |
○ |
日も長くなってきて、夕方も楽しみ |
|
白井 |
○ |
なんか なつかしー思いが |
|
町田 |
コ |
やっと夕方が復活してきましたね。私も夕方好きだなあ。 |
|
小野 |
コ |
これも楽しげで、童謡のよう。 |
|
32 |
五嶋 |
|
初午(はつうま)にいなりを食べて福願う |
|
木原 |
○コ |
初午という季語初めて知りました。 |
|
大治 |
○コ |
日本人だね。今度伏見稲荷に行く予定です |
|
白鳥 |
コ |
初午においなりさんを食べるんですね! |
|
広瀬 |
コ |
今年はまさにこの三連休が初午にあたります。「いなりを食べて福願う」にはこの先への希望が満ち溢れていて良句です。 |
|
ショルツ |
コ |
初午に稲荷神社でお汁粉を振舞われたことがありましたが、お稲荷さんがホントですよね。 |
|
五嶋 |
コ |
2月の午(うま)の日が、全国の稲荷神社のお祭りなのを最近知りました。 |
|
手塚 |
○コ |
初午調べました。2月お稲荷さんのお祭りなのですね。 |
|
下河原 |
コ |
初午の行事は知りませんでした。 |
|
白井 |
コ |
【調査済】初午の風習はお稲荷さんに関することなんですね |
|
33 |
月足 |
|
燗酒を待つ間にはずむ酒談議 |
|
大治 |
○ |
いいね、一杯やりましょう |
|
木原 |
○ |
うんちく述べてますね。 |
|
白鳥 |
○ |
飲む前からもうお酒を楽しんでいる。いい仲間がいればこそ。楽しく幸せな句です。 |
|
広瀬 |
コ |
居酒屋での酒談議、ゴルフ場でのゴルフ談議、句会での作句談議…同好の士が集まる場はいつも楽しさが溢れています! |
|
ショルツ |
コ |
飲む+語る=最高のお酒の楽しみ方! |
|
片岡 |
コ |
楽しいなあ、いいなあ。 |
|
五嶋 |
○ |
楽しそうだね。 |
|
月足 |
コ |
燗をつける間も楽しい |
|
白井 |
コ |
いいね そう そばを湯でる間に酒談義みたい |
|
34 |
月足 |
|
雪吊は飾りにあらず銀世界 |
|
白鳥 |
○ |
あれがないと枝が折れてしまうものね。でもなんと美しい。「銀世界」が効いています。 |
|
ショルツ |
コ |
機能美以上の美しさがありますね。銀世界ではなおさら。 |
|
片岡 |
○ |
雪吊りのある立派な庭の銀世界が輝いています。 |
|
下河原 |
コ |
「雪吊」とは何だろうとググリました。 |
|
月足 |
コ |
雪国でないと、雪吊りは飾りだけど |
|
白井 |
コ |
金沢の兼六園にあるようなものでしょうか? でも芸術的ですね とーても手間もかかり 庭木へのいたわりも感じて |
|
35 |
月足 |
|
寒明や少しゆるりと歩む朝 |
|
大治 |
コ |
身体が縮こまる感じが伝わってきます |
|
ショルツ |
○ |
寒明けの空気を楽しみながら♬ |
|
手塚 |
○ |
少し「ゆるりと」絶妙です。 |
|
月足 |
コ |
厳冬に、朝はそそくさだけど、春も近づき少しゆとりが |
|
白井 |
コ |
そうです寒い時こそゆっくりと おじさんは朝駅までは肩を上げどんどん速足になって |
|
小野 |
○ |
立春になることを寒明というのですね。春を味わい歩く朝の様子が目に浮かびます。 |
|
36 |
月足 |
|
梅の香の届く気がしてマスクとる |
|
木原 |
○ |
その気持ち分かりますねえ。 |
|
白鳥 |
|
風流心あふれる作者です! |
|
広瀬 |
|
あるあるですね!梅が咲いているのを見つけた作者の歓びが伝わってくる「香の届く気がして~」という表現でした。 |
|
ショルツ |
|
マスク越しの梅の香はやはりさみしい。 |
|
五嶋 |
○ |
季節を感じます。あと、今年の早春の記録として。 |
|
久保田 |
○ |
マスクし始めて匂いと遠ざかった生活をしているからこそ、こういう気持ちがよくわかります。 |
|
手塚 |
○ |
そうですね。季節感と気持ちが伝わります。 |
|
下河原 |
○ |
マスクを取った時の感触は最高ですね。早くマスクの無い生活をしたいものです。 |
|
月足 |
|
年中マスクで情報はまず視覚から |
|
白井 |
○ |
いいね いいね 春にはマスクとれるといいだけど 花粉が |
|
町田 |
○ |
同感です。私もマスクをとって嗅いでみました。 |
|
小野 |
○ |
動作を詠んだこの句。映像のように浮かびます。 |
|
37 |
白井 |
|
夜明け星冬のこの夜をこじ開けて |
|
木原 |
○ |
夜をこじ開けるという表現がいいですね。 |
|
広瀬 |
コ |
本当は日の出が近づいて明るくなってゆく様子を、「冬空に一際の光を放つ明けの明星が夜の帳をこじ開ける」と表現された事が秀逸だと感じました。 |
|
ショルツ |
○ |
とても惹かれる句。夜明けを待ち望む切なる気持ちが感じられます。 |
|
片岡 |
コ |
下五の「こじ開けて」は作者の願望と読みました。冬の朝はいつまでも暗いですよね。 |
|
月足 |
コ |
こじ開けて明るく輝いてます |
|
白井 |
コ |
コロナで時差通勤 6時前に家を出ると東の低高度に煌々と金星が、夜明け前のこの闇夜をこじ開けて |
|
町田 |
コ |
発想が面白いです。 |
|
38 |
白井 |
|
夜寒(よさむ)にてのびしエントツ星を生む |
|
木原 |
○ |
エントツが星を生むとはなんとメルヘンチックな発想か。いいですね。 |
|
白鳥 |
コ |
煙突から星が生まれるという発想がファンタジック。 |
|
大治 |
Q |
煙突の先に星が見えてた? |
|
下河原 |
○ |
冬の澄んだ星空は素敵です。煙突の先から星が出ていく様に見えるのですかね。 |
|
白井 |
コ |
夜帰り、街のエントツの上に何故かいっぱい星が、と見えました |
|
小野 |
Q |
煙突の延長線上の空に、星があったということ? |
|
39 |
白井 |
|
今もなお寒さに赤き南天かな |
|
大治 |
○ |
赤い南天の実の鮮やかさが目に浮かびます。 |
|
片岡 |
○ |
「柿食えば鐘が鳴るなり」と同じ、科学的理屈ではない言葉のゆかりを「なお寒さに赤き南天」に感じます。 |
|
五嶋 |
○ |
南天の赤は、冬の季節にとても印象的ですよね。 |
|
白井 |
コ |
南天の実は「寒ければ寒いほど赤く」とある映画で この時期には鳥の餌食でやっとさがしました |
|
40 |
白井 |
|
冬天に突き抜け舞いし1440度(フォーティー・フォーティ) |
|
白鳥 |
○ |
平野快挙!青空に舞っていました。 |
|
広瀬 |
|
まさに「空を突き抜けて舞う!」という絶景でしたね!あの瞬間の感動が蘇ってきました。 |
|
ショルツ |
|
跳びましたね~、回りましたね~ |
|
久保田 |
○ |
天を突き抜け舞う、まさにそうだね! |
|
手塚 |
○ |
これもスノボー4回転!あっぱれ! |
|
下河原 |
○ |
スノーボードの演技「フォーティー・フォーティ」本当に素晴らしかったですね。 |
|
月足 |
○ |
技の見分けはつかないけど、すごい! |
|
白井 |
|
新潟県村上市では専用の練習場で練習に励んでいるそうで 歩君地元ヒーローでもあります |
|
町田 |
○ |
「冬天」「突き抜け舞う」がいいですね。 |
|
小野 |
○ |
「突き抜け」「舞う」がぴったり! この句を読んで「フォーティー・フォーティ」の意味を知りました。 |
|
41 |
下河原 |
|
阿弥陀さま真行探しの冬の路(みち) |
|
白鳥 |
コ |
「真行探し」とは? |
|
ショルツ |
コ |
仏教の知識が足りず、理解にいたりません。真言宗? |
|
大治 |
○ |
極楽浄土へ、まだ早いです |
|
片岡 |
コ |
求道。「真行」は真実の己を見出すこと、とありました。 |
|
下河原 |
コ |
1月から2月の流れを4句にしました。葬儀でお世話になった蔵前に有るお寺さん(真行院)に お礼と翌週の四十九日の法要と納骨式のお願いに行ってきました。 |
|
白井 |
○ |
すみません 60歳にして迷って?己探しですかね そうですね |
|
42 |
下河原 |
|
如月に浅草麦とろおもてなし |
|
ショルツ |
コ |
二月と麦とろ、なぜかしっくりきますね。 |
|
大治 |
コ |
浅草にある麦とろのお店、今度行ってみます |
|
片岡 |
コ |
駒形橋たもとの老舗なんですね。麦とろ、食べてないなぁ。 |
|
久保田 |
○ |
無性に麦とろが食べたくなりました! |
|
手塚 |
○ |
麦とろのおもてなしを受けてみたいものです。 |
|
手塚 |
○ |
麦とろのおもてなしを受けてみたいものです。 |
|
下河原 |
コ |
お寺さんを訪問した後、浅草まで足を運んで妻と有名店の「浅草むぎとろ」で食事をしました。 |
|
五嶋 |
○ |
おいしそう。 |
|
月足 |
コ |
麦とろご無沙汰してますが、この季節よいですね |
|
白井 |
コ |
麦とろ 食べたい |
|
町田 |
コ |
声に出して読むと楽しい |
|
小野 |
○ |
「あさくさ・むぎとろ・おもてなし」のパンパン行くリズム感が心地よいです。 |
|
43 |
下河原 |
|
寒寂(さび)やお経が響く墓石かな |
|
木原 |
○ |
厳かな冬のヒトコマが切り取られていていいですね。やかながちょっと残念。 |
|
広瀬 |
コ |
御身内の四十九日のご様子でしょうか?お墓の傍で読経する僧侶の様子も伝わるし、何より「寒さ」×「(お経以外の)静寂」が作者の淋しさを倍加させている様です。 |
|
片岡 |
○ |
厳冬の寂蒔(じゃくまく)の感ひとしお。 |
|
下河原 |
コ |
1週間後、四十九日の法要と生前父が用意していた「寂」の文字の入ったお墓に納骨を行ないました。 |
|
白井 |
○ |
うーん さびの境地みたいでいいです |
|
町田 |
○ |
感寂という季語があるのですね。空気が冷たく澄んでお経が響きそうです。 |
|
44 |
下河原 |
|
立春の居間に佇む樺(かば)の無垢 |
|
木原 |
○ |
心が洗われるような静かな時間を感じました。 |
|
白鳥 |
○ |
樺の無垢材の天井でしょうか?家具かな?樺→白樺→「北国の春」を瞬時に連想し、「立春」に合っていると感じました! |
|
ショルツ |
○ |
樺素材の柱か家具、いずれにせよ静物に立春を投影させているのですね。 |
|
下河原 |
|
居間に新しく設置した樺の無垢材の仏壇に父の位牌を無事に納めました。 |
|
五嶋 |
○ |
読んで心地よい句、ですね。 |
|
月足 |
○ |
柱でしょうか?凛とした印象 |
|
白井 |
|
うーん 我が家は桜の樺の茶筒あるけど、ビール缶の飲み干しが散らかっており 無垢とは縁遠い居間です 失礼 |
|
町田 |
Q |
樺の木を活けてあるの?それとも樺の柱? |
|
小野 |
Q |
樺材のインテリアが家族を見守っている? |
|
45 |
木原 |
|
吸い殻の染むる寒紅明日は雨 |
|
木原 |
コ |
彼の車の灰皿にルージュの染みている吸い殻が・・・。嫌な予感が心を走る。 |
|
白鳥 |
○ |
なんとなく昭和の、寺山修司の世界を思い出しました。「吸い殻」「寒紅」「明日は雨」すべての語が艶っぽい。 |
|
大治 |
Q |
吸い殻で明日の天気が解る? |
|
片岡 |
コ |
この方は私も見ているNHK俳句の視聴者さんですね。吸い殻にしみる「寒紅」は色っぽい。でも、高級。 |
|
久保田 |
○ |
「染むる寒紅」とは口紅のこと?吸い殻に口紅がつく光景、久しぶりにみる気がする。 |
|
手塚 |
○ |
吸い殻に残っている口紅の赤?と雨。映画のワンシーン |
|
月足 |
○ |
寒紅のついた吸い殻と曇天?印象的な映像 |
|
白井 |
○ |
ぶー 【要調査済・寒紅】浴衣姿のおねえさんが後ろ向きでたばこふかしていりような Oneシーインが頭の中に 想像 |
|
町田 |
Q |
タバコの吸い殻についた口紅?雨になるの? |
|
46 |
木原 |
|
吐く息の歩幅のリズム春隣 |
|
木原 |
コ |
高校時代、陸上部の冬季練習でよく日電グランドを走ったなあ。 |
|
広瀬 |
コ |
早朝ランニングでしょうか?呼吸や足取りの軽さ等の体感から、春が近づきて来ている事が判ったのでしょう!人間も自然の一員だという事実に気づかされました。 |
|
五嶋 |
○ |
春の訪れが感じられる、明るい句。 |
|
白井 |
コ |
うーと 吐く息で ♬「もうすぐ はーるですねえ・・・」ですかね |
|
町田 |
○ |
体を縮めて歩いていた冬から、「はっはっ」とリズムよく歩く、もうすぐ春だ!こんな感じがしました。 |
|
小野 |
○ |
吐く息に歩幅歩調を感じ、そこに春の近さを感じたんですね。素敵な感性。 |
|
47 |
木原 |
|
待ち侘ぶる便り届きぬ(とづきぬ)春立つ日 |
|
木原 |
コ |
娘の中学受験の頃を思い出して詠みました。 |
|
広瀬 |
コ |
敢えて「届きぬ」と大上段に表現したことで、作者がいかにその便りを待ち侘びていたかが解ります。良かった良かった! |
|
大治 |
○ |
何の便りか想像を掻き立てる句ですね。接種兼?、合格通知? |
|
片岡 |
コ |
「とづきぬ」と敢えて読ませるところに故郷の香り。 |
|
下河原 |
○ |
便りが届くのを待っているのでしょうか、届いたのでしょうか。古文の難しい表現ですが響きが良いです。 |
|
月足 |
コ |
どなたから、どんな? |
|
白井 |
コ |
思い浮かぶのは ♬「津軽のー女(ひと)よー・・・津軽には七つの雪が降るとか 雪雪雪・・・ 春まつこおり雪」 |
|
ショルツ |
○ |
立春と良い知らせが同日にやってきたのでしょうか。 |
|
小野 |
Q |
合格発表? |
|
48 |
木原 |
|
絵踏なき世に邦人のジャズピアノ |
|
木原 |
|
差別の無い世の中を願って詠みました。 |
|
白鳥 |
|
遠藤周作を読んだ後に山下洋輔を聴いたのかな。 |
|
片岡 |
○ |
「絵踏」(踏み絵)というのが季語だと、NHK俳句で知りました。難しい季語を、一句に仕立てて見事。でもジャズ(ピアノ)は、もとは自由を求める(黒)人の叫びです。 |
|
下河原 |
Q |
「絵踏なき世」とはどんな世の中なんですか? |
|
月足 |
○ |
沈黙を思い出す。絵踏みは確かにないですが、いろいろと思ってしまいます |
|
白井 |
|
ルイちゃんのお母さん的な ?? いいね |
|
ショルツ |
|
踏み絵も敵性音楽もない時代の幸せ。 |
|
小野 |
Q |
ニューヨークで去年起きた海野さんへの暴行事件を思い出しましたが、句意を知りたいです。 |
|
49 |
大治 |
|
冬枯れや木々に木霊す鳥の声 |
|
木原 |
○ |
寒さの中自然にゆったりと浸っている感じがいいですね。 |
|
大治 |
コ |
犬の散歩をしながら作った3句。冬の朝の公園の情景です |
|
片岡 |
○ |
死滅したような森にこだまする鳥達からの命の呼びかけ。 |
|
下河原 |
○ |
「木霊す」の表現が良いですね。 |
|
五嶋 |
○ |
春の訪れを待ちながらの一句、でしょうか。 |
|
白井 |
コ |
わかります 声もそうですが きつつきの 「コンコン」 |
|
ショルツ |
○ |
乾いた空気、葉のない木立の冬は、鳥の声がより遠くまで冴えわたるのですね。散歩の達人の耳。 |
|
小野 |
○ |
公園のような緑あふれる場所は木が枯れているとよけいにだだっぴろく、だから遠くの鳥の声も響き渡る。鳥の声を詠んだというより、そんな空間の広がりを詠った句に思えました。 |
|
50 |
大治 |
|
枯芝に寝転んで見る緑かすか |
|
木原 |
○ |
少し暖かくなってきて芝に寝転んだのだろうか。そこで目に入ってきた小さな春。 |
|
大治 |
コ |
散歩の一休みの時枯れ芝に寝転んだ時の感慨です |
|
手塚 |
○ |
まだ寒いですが、ちょっとずつ緑色が増えてくるはず・ |
|
月足 |
○ |
よくみると春が近づいている |
|
白井 |
コ |
なんかのんびりでいいいねすね 子供のころ春近くの草むらでねっちって 思いだされ |
|
51 |
大治 |
|
日溜りを目指して歩む犬散歩 |
|
大治 |
コ |
寒い朝の時の散歩の情景です |
|
白鳥 |
○ |
冬の犬の散歩をうまく表しています! |
|
広瀬 |
コ |
日溜りに近づいてしまうのは、きっとワンちゃんも作者も一緒ですよね?同じ気持ちで散歩を楽しんでいる作者と愛犬のほのぼのとした様子が伝わってくる良句です。 |
|
片岡 |
○ |
犬派の私としては、すごく風景が浮かぶ句なんです。 |
|
久保田 |
○ |
寒い日の散歩の様子がよくわかります。 |
|
白井 |
コ |
そうそう 夏と反対 |
|
ショルツ |
コ |
冬の散歩の情景。 |
|
町田 |
○ |
よくわかります。私は目指してではなく、選びてかな(笑) |
|
小野 |
コ |
なんとなくわかります笑 |
|
52 |
大治 |
|
暖簾くぐりまずは燗酒冷やは後(のち) |
|
大治 |
コ |
最後はお酒の句。居酒屋に入ると身体を温めるためまず燗酒を飲みます |
|
白鳥 |
コ |
まず体を温めてから、なんですね! |
|
広瀬 |
コ |
寒い中を歩いてきてやっと辿り着いた居酒屋なのでしょうか?「まずは燗酒!」大共感いたします!そして勝手なもので、身体が温まってきたら今度は冷酒!酒飲みの流儀!? |
|
久保田 |
コ |
結局両方飲むのね(笑) |
|
手塚 |
コ |
うらやましい。一人酒でしょうか。 |
|
下河原 |
コ |
寒い日の「燗酒」はきっと美味しいのでしょうね。飲めないので話からなのですが・・・ |
|
五嶋 |
○コ |
この気持ち、すごく、わかります。 |
|
月足 |
コ |
寒いときは暖めないと |
|
白井 |
○コ |
いいね まずは燗で お疲れさま |
|
ショルツ |
コ |
定石通りですね。 |
|
町田 |
コ |
まず、燗で温まってからですね。私も「ゆるり」以後お酒を味わって飲んでいます。 |
|
53 |
片岡 |
|
笹群(ささむら)へ跳びて巣込もる寒雀 |
|
広瀬 |
コ |
作者の鋭い観察眼を感じた良句です。風景が目に飛び込んできました。 |
|
木原 |
○ |
雀も寒さに耐えられず巣ごもってしまったのか。 |
|
大治 |
○ |
4句とも言葉使いが上手で感心します。笹群絶対自分には思い浮かばない言葉で感心 |
|
片岡 |
コ |
NHK俳句で「探梅(たんばい)」という季語を知って、山のほうへ出かけました。寒い日でした。 |
|
手塚 |
○ |
これも日本語深さ、美しさを感じます。 |
|
月足 |
コ |
飛び込む感じが雀らしい |
|
白井 |
コ |
冬は小鳥たち餌探しに翻弄せれてながら 寒いので |
|
ショルツ |
○ |
冬の雀が目の前に見えるよう。 |
|
54 |
片岡 |
|
探梅は蕊(しべ)の香ほのかあかき花 |
|
白鳥 |
コ |
梅は蕊が香っているのですか?繊細だ。 |
|
広瀬 |
コ |
この句から「香り」と「色」が強烈に伝わってきたのは私だけでしょうか?「探梅の発見」での作者の感動がシンプルに伝わってきました。 |
|
木原 |
○ |
赤い梅、見つけたようですね。 |
|
大治 |
コ |
深梅、蕊 思わず羂索したくなる言葉です |
|
片岡 |
コ |
梅林をめざし、見つけた梅は、ほのかな色とかおりでした。 |
|
久保田 |
○ |
探梅=梅見なんですね。平仮名の「あかき」で梅の赤さがうまく表現されていると思います。 |
|
手塚 |
○ |
蕊の香というの気になります。引用の妙では。 |
|
下河原 |
Q |
「蕊(しべ)の香」とはどんな香おりなんでしょうか? |
|
白井 |
コ |
【探梅:確認済み】そもそも花見は梅で香りも聞いております 早い花見ですね |
|
ショルツ |
コ |
細やか。 |
|
町田 |
○ |
「のか」の繰り返しでリズムが良く、覚えたくなる句です。 |
|
55 |
片岡 |
|
木々わびし春を灯せや道知辺(みちしるべ) |
|
大治 |
○ |
灯せやに気持ちが凝集されていていい句です |
|
片岡 |
コ |
梅林の木々には名札がついています。その木だけ咲いていた花は、「道しるべ」とあり、春が迷わず来るようにかと思って作りました。 |
|
下河原 |
○ |
「道知辺」とは早咲きの梅の花なんですね。 |
|
五嶋 |
○ |
「道知辺」が、いい。早咲の梅の名前と初めて知りました。 |
|
月足 |
○ |
道しるべに少し暖かな陽があたっているように感じました |
|
白井 |
○ |
【道知辺:確認済み】早咲きの梅ですね わかりましたこの句 いいです |
|
小野 |
○ |
「道知辺」は梅の品種なんですね。それを知り、俄然すてきに思いました! |
|
56 |
片岡 |
|
冬曇り照りかへす森一葉ごと |
|
白鳥 |
○ |
曇り空の日を森の葉が照り返すとは、気が付きませんでした。この句も繊細だ。 |
|
片岡 |
|
この句だけ、一週間ほど後の句です。一週間で、常緑広葉樹の葉に力が光っていました。 |
|
白井 |
|
うーと 目を細め 曇りの森を想定しました ここの木が浮かびあがる? |
|
ショルツ |
Q |
「冬曇りを照りかへす」が読みとれません。 |
|
小野 |
|
なんかうまく言えませんが、この季節なりの森のパワーやうごめきを感じたんですよね? |
|
57 |
白鳥 |
|
見渡せばすべて円(まど)かな雪の朝 |
|
白鳥 |
コ |
見るたびに思っていました。雪景色には角(かど)がない! |
|
木原 |
○ |
雪、積もってしまった。この眺めがあるから、まあいいか。 |
|
大治 |
○ |
円かなという言葉選びに脱帽 |
|
片岡 |
○ |
確かに!雪はすべての角を白く丸く包みますね。うまい! |
|
久保田 |
○ |
雪が凹凸を消して行くのね |
|
月足 |
○ |
鉢や木やベンチや車や |
|
白井 |
○ |
円かな:確認 穏やかなとあります その通りですね |
|
ショルツ |
○ |
「まどか」の響きがいいですね。「丸い」「円満」両方の意味が重なります。 |
|
町田 |
○ |
そうか、雪景色は円かなんだ!すごい発見。納得です。 |
|
小野 |
○ |
楠山まどかを思い出した私(笑)ですが、社会の平穏について「すべて円」と言われることで、安堵感を得ました。 |
|
58 |
白鳥 |
|
寒鰤(かんぶり)の色は月下の日本海 |
|
広瀬 |
コ |
「鈍く黒光りする寒鰤の姿」を、「月下の日本海」と例えた感性が素晴らしい!荒波を妖しく照らす風景から、厳しい自然が授けた「美味」が伝わってくるようです。 |
|
白鳥 |
コ |
スーパーの魚売り場で寒鰤を見て、一昨年行った冬の富山の海を思い出しました。 |
|
木原 |
○ |
これいい句ですね。寒鰤と日本海の色、しかも月に照らされているその色。着眼点が凄い。 |
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片岡 |
コ |
氷見の嫁ぶり、というのを新日本紀行でみました。胃袋が食べたい! |
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下河原 |
○ |
寒ブリを食べたくなりました。 |
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月足 |
○ |
獲れた海を思いつつ |
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白井 |
コ |
回遊魚は空から見えずらい色と聞いております そのとーりですね ちなみ横須賀の潜水艦も |
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ショルツ |
○ |
お見事! 厳しい冬の日本海をざぶざぶ泳ぐ寒鰤の躍動は食べ物ではなく生き物。 |
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町田 |
○ |
すごい壮大な想像力だ! |
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小野 |
○ |
この例えは絶妙ですね。月下の日本海。見たことはないのに、なんとなく「まさに!」と思いました。 |
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59 |
白鳥 |
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森の主(ぬし)伐られ冬空露(あらわ)なり |
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広瀬 |
コ |
悲しみの中に少しの喜びがある句だと思いましたが、如何でしょうか?「露」という言葉はあえて感情を排除して事実を伝える表現だとも思いましたが。。 |
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白鳥 |
コ |
うちのベランダから見える雑木林の巨木が枯死し伐採されました。以後なにか物足りない光景。 |
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大治 |
○ |
森の主は動物かと思っていましたが色々な主があるのですね。縄文杉なども森の主ですね |
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片岡 |
○ |
大樹が切られた後の冬空。この喪失感。 |
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手塚 |
○ |
大きな木(森の主?)が伐採された後のぽっかりとした。空虚感。 |
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下河原 |
Q |
「伐られ冬」とはどんな情景なんでしょうか? |
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白井 |
コ |
森の主とは言えませんが、地元の大きな楠木が開発で切られ 山の上にありとても目立ったのに 残念 |
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ショルツ |
○ |
毎年冬空の面積が広くなるように感じます。森の主まで! |
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小野 |
○ |
剪定ではなく、伐られる出来事があったのでしょうか? 木が伐られると空が広く、殺風景になりますね。その感じかな。 |
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60 |
白鳥 |
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北風の街のはるかにひとつ星 |
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白鳥 |
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職場からの帰り道、寒い風の向こうに一番星が。 |
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大治 |
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凍てついた冬空をイメージ |
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片岡 |
○ |
いい句だなあ。厳しい現実ばかりでない、と語っているようです。 |
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五嶋 |
○ |
北極星、かな。季節感満載、ですね。 |
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白井 |
○ |
宵の明星ですしょうか 最近は朝とーっても輝いて ド近視の小生も観測中 |
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ショルツ |
○ |
4句全て〇しかつけられない。 |
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小野 |
○ |
意味の解釈よりも、言葉の組み合わせなど、そのユニークな雰囲気的が好きです。 |