小野

No.1  各停で春の微睡みのたりかな

大治 陽射しが入る窓際の席し座った時の気持ちですね。表現が素晴らしいの一言。
木原 呑み鉄ですか。いいですね。
白鳥 蕪村の春の海に通じるのどかさ。「各停」がいいですね。
小野 町田から小田急線で表参道へ向かう途中、登戸まで各駅停車に乗りました
片岡 気持ちよさそう。
久保田 春はとにかく眠い。それが表現されていて良いです。
手塚 「まどろみ」と「のたり」のんびりムード満載です。
月足 蕪村の名句現代版。微睡みのたりの至福
町田 ほんと、春ってなんでこんなに眠いんだろう。のたりのたりかないいですね。
白井 いいね いいね ガタンーコトンを聞いてとすぐねちゃう
梅原 のんびりうたた寝最高です
広瀬 春先の長閑で暖かい雰囲気が伝わってきました。

No.2  陽炎や線路の彼方見る童

木原 これはのんびりした田舎の景が浮かびます。いい句ですね。
白鳥 ほほえましい電車内の光景。なぜか、これは春が似合うね。
小野 子供時代の回想です。小田急の踏切を見て、南武線の踏切から陽炎が見えたことを思い出して、作りました。
片岡 童だと、何か遠い未来を陽光の中で見つめているようですね。
下河原 No3の句から「江ノ電」の風景を想像しました。
町田 「童」を使ったストーリーが知りたいです。勝手に「姉妹」に変えたらどうだろう?などと楽しませてもらいました(笑)
白井 いいね うー 電車の先頭で外を見る子供でしょうか? 最近は大きなレンズをもったおじさんばかりな気がして
子供は電車好きですね!実は私も!

No.3  鎌倉の春待つ小径雨静か

大治 鎌倉の切通しの道を歩いている気分にさせてくれるいい句です。
木原 鎌倉が僕を呼んでいる!
白鳥 春の雨は優しいですよね。「静か」が効いて古都の小径の雰囲気が出ています。
小野 鎌倉の住宅地にある古民家レストランを訪ねたとき。行く道すがらの道の様子を詠みました。
五嶋 鎌倉の春の雰囲気がすごく伝わってきます。
下河原 鎌倉の散策を早くしたいですね。
ショルツ 『小径が春を待つ』とは素敵な表現。
町田 春雨の様子が伝わります。鎌倉という場所もいい。
白井 春雨の鎌倉の小道の情景でしょか? いいですね

No.4  春ランチハット被りし父連れて

大治 親孝行の気持ちが春と連動しています。
小野 コロナの前は外に出かけてランチを食べることができました。父はいつもお気に入りの帽子をかぶって。今できない悲しい気持ちを悲しいままに書きたくなくてね。
久保田 帽子を被るという様子がおでかけの晴れがましさを表していて、好きな句です。
ショルツ ハット被ると可愛いんですよね、親世代。一緒にお出かけできる一回一回を大切に♡
手塚 お父さんとのランチの様鵜。ハットがお洒落です。
月足 お年を召したお父さんへの愛情を感じます
町田 早く行けるといいですね。
白井 春なので紫外線予防? いいね春の親子ランチ

町田

No.5  弾けんと口尖らせて椿の娘(こ)

町田 椿の蕾の横顔がツンと澄ましたお嬢さんの様に見えて、だんだんと口紅が濃くなり開花するなあと。
木原 口尖らせてがいいですね。
大治 春間近にした躍動感が伝わる句。
小野 椿は今時分に咲くんですね。咲こうとする植物の力への比喩が最高!
下河原 Q 椿の花の姿を詠んだ句でしょうか?
月足 確かにそんな感じです
白井 椿つぼみが膨らんで はじけんばかりの子の表現 わかります
ショルツ 観方が面白い! 『椿は娘』のイメージに同感します。あんこ椿からの連想か?

No.6  沈丁の一花(いっか)開くを見つけたり

町田 一花開くと次々咲いて春を実感しますが、最初の一花は寒いうちからずっと待っているので、開いたのをみつけた時はすごく嬉しいです。
木原 いいもの見つけましたね。
大治 春の微かな到来を見つけた時の気持ちをこのような句にできる作者の力量すごい。
白鳥 春の香りの代表格がやっとひと花。「見つけたり」が驚きと喜びを表していて、いいですね!
小野 沈丁花は花が集まった形をしているから、そのうちの1つが開花する様子を目の当たりにしたのしょうか。自然のささやかな営みを感じます。
片岡 匂いによく気づくのですが、花を見つけることは少ないです。
五嶋 沈丁花の香りが伝わってくるよう、です。
手塚 大振りの花が鮮やかです。春本番が待ち遠しい。
白井 小さな春見つけた ですか
ショルツ 一花でも香りは漂わせますね。

No.7  風信子耳を澄ませば君誘う

町田 ヒヤシンスを風信子と書くのを知って、こんなイメージが湧きました。
木原 風信子がささやいている。
大治 ヒヤシンスなんですね。この季節春を探しに房総半島のお花畑に行ったときのヒヤシンスを思い出しました。
白鳥 ヒヤシンスの漢字の表記は今は珍しいです。どんな声が聞こえるんでしょう。
片岡 ヒアシンスが風に揺れながら誘っているのでしょうか。でも、どこへ?
下河原 「風信子」は、ヒヤシンスと読むのですね。君とは誰のこと何でしょうか?
白井 ヒヤシンス(調査済?) 美少年から名前でしょうか?
ショルツ これでヒヤシンス⁉︎ 『君誘う』と聞こえる感性がユニーク。

No.8  切った髪風と弾むよ春うらら

町田 髪も風も私もうきうき!心は春の京都だよーーいっそ「春ららら」にしようかと
木原 髪形の変わりし訳を訊けぬ春?「春うらら」と使いたくなりますが、「うらら」が春の季語なので「春うらら」と言ってしまうと季重なりになってしまうそうです。
大治 髪を切り春の暖かさの中心軽やかになった気持ちが伝わって来ます。秀逸。
白鳥 髪を切ってイメチェン。まさに春にぴったり。弾む気持ちの「春うらら」。
久保田 髪が風と弾む、素敵な表現ですね。季節が変わった感じもよくわかります。
月足 とても春らしい一句
白井 【幻聴】♬亜麻色の長い髪が風にやーさしくつつむ 乙女は・・羽のように丘をくだる
梅原 風が心地よい季節になりました
ショルツ わかります!髪が歌ってる♬
春うらら! いいですね。
広瀬 新しい季節への期待感が表現されていて素敵だと思いました。

白井

No.9  潮澄みて持ち帰りは春告魚(めばる)のみ

大治 メバルは煮つけにすると美味しいですね
白鳥 旬のメバルが釣れただけで、一尾でも心は大漁!
片岡 春を告げる魚なのかあ。
久保田 今日はあまり収穫なし、の感じが良いです。
手塚 メバルは春告鳥というのに感心しました。
月足 釣果はメバルのみ。まあいいか
町田 「潮澄む」と釣れないんですね。そして、めばるは春告げ魚!初めて知りました。1尾だけでも春を連れ帰るなんて素敵!
白井 〆切日 今年になって初めの東京湾 やっぱ水冷たくと言い訳して 本命の鯵はからげサイズしかゲットできず
梅原 酒の肴にいいね!

No.10  古(いにしへ)に陽炎踏みし蓬(よもぎ)里

大治 陽炎踏みしの表現が素晴らしい
小野 作者は、幼少時代によもぎの野で陽炎を見たのでしょうか。それともその記憶自体を陽炎のようだと例えているのでしょうか。どちらにも思え、どちらだったとしても、じんわりきます。
片岡 春の野草摘みでしょうか。古(いにしえ)は作者の遠い思い出を言うようであり、さらに、古来の若菜摘む風習を言うようでもあり。
下河原 春の情景が目に浮かびます。
町田 蓬里はずーと昔から蓬が生えていたんだろうな。春ぼーっと霞む景色の中に入って行くとそこは古!
白井 突然春めいた日 ずーと昔蓬をつみに行ったこと思い出して作りました

No.11  菜の花に送られ消ゆる白きV(VSE)

木原 ロマンスカーのニュース見ました。ちょっと寂しい。
白鳥 VSEとは運行をやめる古い型かな?退役するロマンスカーと菜の花畑。春の別れ。
五嶋 菜の花の黄色を走る、白い「貴公子」ロマンスカーが見れなくなるのは残念。。
下河原 「VSE」をネットで検索したら白いロマンスカーのことですね。
ショルツ 小田急沿線住民の感慨か。早春は別れの季節でもありますね。
月足 Vの引退、残念です
町田 白いロマンスカー勇退なんですか?
白井 〆切日 小田急白のロマスカー引退のニュースが(連結上の車軸構造が独特で かつて国鉄つばめと速さを争った小田急のロマンスカーの血が消える) これで登戸を渡るときの独特の音ガタン-ゴトンが聞けない と思うとちょっと寂しいので作りました ちょっとだけ鉄道オタクより
VSEお別れか!

No.12  いらっしゃいふわりと揺らすは春かぜちゃん

大治 この表現をできる人は一人だけ
白鳥 何を「ふわりと」?
ショルツ かわいい
手塚 「春風ちゃん」が愛嬌あります。
白井 〆切日 めっきりあったかく 窓を開けたらレースのカーテンから春風が
広瀬 オノマトペとちゃん付けがユーモラス。ほとんど平仮名なのも春のやわらかさを演出してますね。個人的な意見は、「揺らす」も平仮名にして、漢字は「春」だけにして欲しかったかも。。

木原

No.13  卒業歌混声四部のバスパート

木原 西生田中の校歌は混成三部でした。
白鳥 この季節に歌われる歌は、みんな胸がキュッとなる。バスパートの重みでさらに。
小野 シーンも浮かぶし、キレも良く、良い句だと思い、○をつけるか迷いましたが、雛祭りの句にあるような眼差しがあったら、もっと良かったかも。
ショルツ バスの響きあってこその主旋律
手塚 混声4部というのが青春の香満載で良いですね。
白井 中学の時のトラウマよりですみませんがコメントです「なんかつまなんいよね 脇役って感じかなできれば主旋律を」

No.14  春寒(はるさむ)やアクアパッツァのほかほかと

木原 「アルベロベッロの種物屋」という写真を見て詠みました。
大治 料理の温かさがほのぼのと伝わってきます。
片岡 オシャレでおいしそうで、どこかホッとさせてくれる句です。
五嶋 おいしそう!
下河原 いかにも美味しそうでうね。
ショルツ 寒い日も、鍋でなくアクアパッツァは春のイメージ! 何故か⁉︎
町田 暖かくなってきての寒さは応えます。アクアパッツァがいいですね。
白井 いいね なんかあたたか食べもので ふーだね

No.15  替え歌を鼻で歌う子雛祭り

木原 一見孫を見て作った俳句のようですが、これは小学校二年生の私です。
大治 何の替え歌を歌っているのか
白鳥 ♪灯りをつけたら消えちゃった お花をあげたら枯れちゃった、っていうやつ?(その後は「四人囃子も死んじゃった」です)
小野 歌う子どもを見る暖かな眼差しがこの句の魅力です。どんな歌だったんだろう?微笑ましい。
久保田 ユーモラスで可愛いね。季語と合っています。
ショルツ Q どんな歌?
月足 なんだか楽しそう
白井 うーん 爆弾の替え歌かな??
○Q どんな替え歌?

No.16  引越しの朝(あした)北窓開きけり

木原 明日へ向かって一歩踏み出す春です。
白鳥 新しい季節の新しい旅立ちを感じさせる句です。なぜ「北窓」なのかな?
片岡 荷物がふさいでいた北窓が、引越しの朝に開かれ、未来の風を送りこんでくる。
五嶋 この時季の、人生の「節目」に思い至ります。
下河原 Q お子さんが引っ越しされたのですか?それとも自身の引っ越しですか?
ショルツ 希望に身震いする門出は北風で引き締めて!
手塚 いつもは開けない北の窓。感傷に浸れる良い句です。
月足 風を通して、最後のお掃除でしょうか
町田 「北窓開く」という季語がすごい。すがすがしくて希望に満ちている感じがします。
白井 引っ越しまで気づかなかった? なんかあるようねそうーいーこと
梅原 出会いと別れ、引っ越しの季節
広瀬 普段閉じっぱなしだった北窓を開けたことで、新たな生活への期待感が感じられます。そしてその窓から暖かい春風が入ってきそうです。

梅原

No.17  在りし日の想いめぐるいや春の夕

白鳥 春はもの悲しさを誘う季節でもありますね。めぐる季節に故人を想い出したり。
木原 春の夕方のなんとなく侘しい感じが出ていていいです。
白井 何か思い出でしょうか?
梅原 亡き母との想いでに一句
ショルツ 故人との思い出が春の夕べにあるのでしょう。

No.18  春光に照らされ大樹の逞しさ

大治 大樹の逞しさにこの句の命があるのでは
木原 春に向けての力強さを感じます。
五嶋 近頃、大樹を見て、人の命の儚さに思い至ることがよくあります。
手塚 春の光と大樹の逞しさで元気がでます。
白井 そーですね
梅原 近所の公園に立派な大樹があります
なんとなく目に浮かぶ情景
広瀬 キラキラしている大樹の葉と、光と影のコントラストが目に浮かんできました。春光の恵みは素晴らしい!

No.19  春寒や永遠の別れの花畑

白鳥 亡くなった方と最後に会ったのがお花畑だったのでしょうか。
大治 最後のお別れの時花で棺を満たす時の心持ちを花畑で表現するなんて、悲しみの中の・・・
小野 逝った人を送る句や思う句は、誰のどの句も切ないです。1句目も作者の思いに共感しますが、この句は特に「花畑」の語句が個性的で際立っています。何か思い出があるのでしょうね。「永遠の」の読みは「とわの」でいい?
片岡 亡き人との送別に、春寒の花畑の優しさ、柔らかさが胸に迫まります。
下河原 身内の永遠の別れをイメージされたのでしょうか。
月足 思い出の季節と思い出の地
町田 Q お花畑とのお別れ? それとも誰かとお花畑で別れたの?
白井 お別れ前の献花ですかね 寂しいね
梅原 花に埋もれた納棺でした
ショルツ 寒さの中の悲しみが美しい情景に救われますよう。

No.20  春日和平和の尊さかみしめて

白鳥 この普通の生活が何よりも尊いと改めて思う日々です。
木原 こんなうららかな日だからこそ世界平和を願わずにられない。
片岡 死や破壊の報導にすさむ心を包んでくれる春の日ですね。
下河原 世の中では、大戦争がはじまってしまいましたが、日本はまだまだ平和です。
久保田 確かに平和は尊いです。見にしみて感じます。
月足 世界はどこで間違えてしまったのでしょう?
町田 本当にこう感じました。平和・日常って案外危ういのかな・・・
白井 そーです 我が国に生まれて我々の年代の平和の尊さ あらためて
梅原 遠いウクライナの人々を想い

久保田

No.21  春風でうぶ毛逆立つバギーの子

木原 可愛らしい句ですね。春風、いい仕事してますな。
大治 この状況を句に発想することに脱帽
白鳥 びっくりしたのかな?
片岡 ふわふわしてそうで、春風も赤ちゃんのうぶ毛も柔らかいイメージが際立ちます。
下河原 Q 「バギーの子」の意味は?
久保田 バギーに乗った子のふわふわの産毛が風に煽られて逆立っていた様子が可愛くて、句にしました。すれ違いざまの光景です。
町田 「春風」という言葉の力って大きいなと思いました。「逆立つ」と結構強い言葉でも優しく微笑ましい感じが伝わります。組み合わせが新鮮で面白いです。
白井 バギーの子より お母さんに注目(変なおじさん)
小野 うぶ毛を持ち出したところがナイスです。子供が風に逆らって漕いでいく様子が浮かびます。
子供かわいいですね!

No.22  活けかけのミモザ震わすビブラート

木原 ミモザを震わせているのは何?ビブラートの比喩が面白い。
白鳥 誰が歌っているのだろう?ミモザを震わすほどの美声?
久保田 最近推し活で毎日がハッピーです!推してるレイちゃんの声を聴きながらお花を生けていると、キラキラの高音がお花を振るわせるように響きます。
月足 ミモザを震わすのは微風それとも美声
白井 音量高くして 何をお聞き?
広瀬 思い切り開け放たれた窓から、春風と共に近所の方の発声練習の声がお部屋に舞ってきたのかな?

No.23  もう4時と布団しまいし日永かな

木原 布団干しで確実な季節の移ろいが感じられるのですね。
大治 陽射しに温められた布団の気持ち良さが伝わって来ます。
白鳥 冬は四時までお布団を干すなんてありえなかったね。こんな日常の小さなことでも季節の巡りを感じます。
片岡 日常の実感が素直に伝わります。
五嶋 もうすぐ、立春。
久保田 布団干しをしていると日が長くなったなあと思います。布団しまいし、で4時まで寝ていたと思われる方もいるかも、と思いました(笑)しまいし⇨取り込むにした方が良かったかな。
手塚 日常の風景に穏やかさが満載。平和でありたいものです。
月足 歳ゆえか、朝は早くなります
白井 ほんと 日に日に朝日も もう出るとき明るく でも長干し花粉にご注意
ショルツ 日が伸びましたネ
梅原 お彼岸近し

No.24  見上げれば空にレリーフ桜枝

木原 「レリーフ」調べました。なるほど。素晴らしい観察眼ですね。
下河原 桜の枝のレリーフにつぼみでも有るのでしょうかね?
久保田 開花前の桜が空に枝を広げて様子が、空を彫るレリーフのようです。
町田 うんうん。花が咲いていなくても、桜の枝は芸術品です。
白井 そうだよね見上げて蕾、空から飛び出たような もう少しで ピンクペンタゴンレリーフ
ショルツ 開花前の枝から愛しむ気持ちがレリーフに見えたのですね♡
小野 厳密なことを言えば、雲がレリーフに見えたのか? 桜枝がレリーフに見えたのかなど気になりますが、雰囲気があるから○にしました。

五嶋

No.25  紅白の梅を目指してみぞれ舞う

白鳥 いじわる。
五嶋 寒暖の差がある季節。でも、梅とみぞれの組み合わせは、意外と綺麗。
下河原 冬から春への移り変わりがイメージ出来ます。
久保田 梅の季節はまだまだ寒い。みぞれと雪の美しい景色を想像しました。
月足 春と冬が交錯します
白井 春と冬のせめぎ合いですか

No.26  木枯らしが過ぎてようやく春一番

五嶋 今年は、寒さが長かった。。
手塚 やれやれ今年の冬は寒かった。ですね。
白井 そーです でも春一番後も木枯らしに注意と

No.27  春に向け行きつ戻りつ服選び

大治 三寒四温を上手く表現、素晴らしい
白鳥 半袖になったり冬物を引っぱり出したり。まさに「行きつ戻りつ」です。
木原 この時期着る服は迷うよね。
片岡 秋とはまた違う、どこか心浮きたつ服選びですね。
五嶋 日毎の気温差、朝昼の寒暖差、この齢になると結構気になります。
下河原 少し暖かくなって来た今日この頃は、着る物に迷います。
月足 三寒四温の服選びですね
町田 すごくよくわかります。昨日は半そで今日はダウンという人もいました。
白井 寒暖で どれ着よう
小野 服を選ぶ難しさと、春が近くうれしさの入り混じった心境が伝わってきます。
ショルツ そうそう! 『去年何着てたっけ?』と毎春思います。
広瀬 服選びで迷うのもまた嬉し…ですねん。春の訪れとまん防の解除!

No.28  気がつけば桜のつぼみ色づきぬ

大治 春は一歩一歩近づいてくるね
白鳥 知らぬ間にね!
片岡 花はまだでも、枯木との違いに気づかせてくれる色味です。
五嶋 梅の花に見とれていたら、今日、桜の蕾が開き始めました!
白井 早いね 一気に咲くよ 今年は もう 彼岸桜と時期かわらず
梅原 開花はいつでしょうか
ショルツ 開花前も日に日に色づいていますよネ
今年は何故か桜の蕾が気になります。

月足

No.29  幾たびも別れとならぬ別れ霜

大治 今年は本当に霜が立つことが多かった。寒暖差が激しかったです。
木原 別れ霜、いい季語ですね。作者は誰との別れを思うのか。
下河原 共感します。
月足 これで別れ霜と思えば、さらに冷え込む。厳しい寒さが続きました
町田 面白い、この通りです。「別れ霜」なんて名付けたのは早く春よ来いと思う人間の願望なのか・・・
白井 別れ霜ですか?
梅原 まだまだ寒の戻りはありますね
○Q 難しい!

No.30  週明けの急な来客雛納め

白鳥 もうしばらく出しておきたいのに、あわててしまうお雛様。日本の住宅事情のゆえですか。
大治 なるほどなと感心させられる句です。
片岡 すこし古風な、由緒ある暮らしぶりが浮かんできます。
五嶋 この時季のドタバタ、同感します。
久保田 予期せぬ来客を迎えた慌ただしさが伝わってきます。
手塚 お雛様も作者も忙しいですね。ご苦労様。
月足 ダラダラと飾り続けるなとのことでバタバタと
白井 わかるね これ
小野 季節ならではのものは、出すときはいそいそとでしょうが、仕舞うときはちょっと面倒だったり。タイミングが大切ですよね。
ショルツ しまうタイミング、つい先延ばしにしてしまいますね。
広瀬 お片付けのきっかけを作ってくれてありがとう!と、私ならその来客の方に思います。

No.31  教科書にあらず足もと踏絵あり

白鳥 この踏絵は何を区別するため?
手塚 Q 足もとの踏み絵とは。解説をお聞きしたいです。
月足 遠い国も隣国も我が国も、不寛容になってます
町田 「踏絵」が春の季語なんですか? 足元の踏絵とは? 会社の派閥? 人間関係?恐ろしや
白井 Q でた「踏みえ:季語」なんだろう?
ショルツ Q 踏み絵について教えていただいたのに、この句がわかりませーん

No.32  遠ざかるジャストフレンズ春の駅

木原 ジャストフレンズかあ。そう来ましたか。
片岡 ジャズの曲にあります。明るい曲なんだけど、歌詞はJust friends, Lovers no more.遠ざかる君。
五嶋 こういうことが、過去、ずいぶんあった。
下河原 「ジャストフレンズ」ググったらジャズのスタンダード曲と有りました。駅でジャズが演奏されていたのかな。
月足 春は出会いと別れの季節。We are just friends. のほろ苦さ
町田 ジャストフレンズってただの友達それとも・・・
白井 なんか意味深の句 別れの春の駅 【幻聴】♬「口づけを交わしたひーは、(で始まり)どこで壊れの おーフレンズ」英語版 ちがうね 失礼
小野 ただの友だちと言い聞かせてお別れする青春カップル?
ショルツ いわゆる友達以上恋人未満は卒業であえなくさよなら(T ^ T)

No.33  赤と白仲睦まじく春を待つ

白鳥 梅ですね。
大治 春の暖かさを待つ気持ちが充満しています
五嶋 この景色、すごくわかります。
下河原 紅梅と白梅のことですかね。なんか微笑ましいです。
月足 梅でしょうか
町田 そうか!赤と白って源平も運動会も戦う間柄なんですね。面白いです!梅の木は偉い。ん。紅白幕や紅白まんじゅうは?
白井 梅でしょうか? ね
梅原 ほんのりした句です
小野 梅の花でしょうか?
ショルツ 梅の紅白ペアですね。
梅の花が,赤白合体してました。

No.34  冬富士とロマンスを待つ代田橋

白鳥 代田橋が待っているロマンスとは?誰かが橋の上で待ち合わせしているのか。
大治 冬富士とロマンス。何かを予感させますね
木原 代田橋は誰との待ち合わせ場所なのか。
片岡 どこか大学生活を思い出させる句です。
五嶋 ロマンスカーは、見納めの「白」かな。
月足 代田橋からも富士山がよく見えるのですね。ロマンスカーとのツーショット
町田 Q 「代田橋」には何かあるのですか?
白井 環七の橋の上から 富士山と白いVSEを待ってるかな?? (ちなみに 世田谷代田には みきちゃんがいたんだけど)
小野 なんか意味深ですね
ショルツ ベストショット、ぜひ見せてください。
富士山スポットでロマンスカーをまってましたが、寒さで断念!

No.35  身も凍る冬の黄昏ジェット音

白鳥 これ、わかります。ゴーー!っという音で身がすくみ寒さ倍増。
久保田 最近飛行機の航路が変わって街中の上空を飛ぶ飛行機を見かけるようになりました。冬の夕方、街で見かけた飛行機を想像しました。
手塚 気になる句です。ジェット音の意味するところは?
白井 戦争に関連でしょうか? 大変になってきた
ショルツ 都心上空航路でしょうか?
ジェット機の爆音に恐怖

No.36  春暁や書類の束に囲まれて

白鳥 ああ年度末(泣)。
木原 現実は厳しいなあ。
片岡 徹夜の仕事でしょうか。私はもう無理になりました。
下河原 「春暁」きれいなことばですよね。私も使って見ました。
月足 忙しい季節でもありますね
町田 えっ、朝まで!お疲れ様です。
白井 えー 徹夜? この年ではお肌に悪いけど その前に体力なし
小野 片付け物かお仕事か? 冬の夜明けに精が出ますね
ショルツ 確定申告?採点?早春は書類に追われる季節。
確定申告やっていて,ふと見上げると春の曙
広瀬 3月は何かと忙しい季節ですよね。。。

下河原

No.37  春暁(しゅんぎょう)や心ときめく花吹雪

白鳥 桜を見に行くのが待ち遠しい気持ちで目が覚めたのですね!
大治 桜の季節は宗がときめくみんな同じですね。
下河原 花吹雪が舞うのを見ての一句。No36と偶然季語が重なりました。
町田 はい、思っただけでもときめきます。
白井 梅の花でしょうか? ね
梅原 同感!
ショルツ 花吹雪を待ち望む早春の朝。

No.38  庭の木に新芽の息吹夢を見る

大治 何か新しいことが始まる予感をさせる句です。
片岡 春の夜の夢、匂うようだ。
五嶋 明るい句ですね。どんな「夢」を見たんだろう?
下河原 空き家になってしまった実家の庭の木にも芽が出て来ました。
月足 いよいよ新芽が続々と
白井 なんの夢?
小野 新芽には、いつも生命を感じますよね。そこから人の人生にも思いを馳せます。
ショルツ 新芽は夢を見ているんですね。胎児みたい。

No.39  春嵐もやもやしてのなみだ顔

白鳥 花粉症ですか。タリオン効きますよ。
木原 何が悲しいの?え?花粉症?
下河原 すっかり花粉症の季節になりました。
手塚 花粉症なのでしょう。春本番ですね。
月足 花粉症にはつらい季節
町田 もしかして、花粉症ですか?
白井 花粉でですかね
ショルツ 天候を花粉症の人の顔のように例えていて独特。
○Q もやもや?涙?花粉症?どこできる?
広瀬 ひょっとして、花粉ですか?ここんとこ紛らわしいですよね?

No.40  デタントや遥か彼方のウクライナ

白鳥 デタントというよりプーチンの即退場しかない。顔見るだけで不快。TVに映すな。…つい興奮して失礼しました。
片岡 Q この句の季語はデタントで雪解け、でしょうか。
下河原 季語無しですが、世界の春がまた遠のいてしまっての一句です。
久保田 デタント=緊張緩和なんですね。今はそれどころじゃない。早く戦争が終結してほしいです。
手塚 デタント(緊張緩和)ではなく戦争地域になってしまいました。
月足 デタントへの願いか、先のデタントが水泡に帰したことへの無念か
白井 何とかやめられませんかね

手塚

No.41  雛壇も飾らぬ今日は桜餅

大治 行事も省略形になって行くのかな
片岡 せめてもの?でしょうか、でも、もう桜餅出ているんですね。
下河原 桜餅食べたいですね。
久保田 私は花より団子なので、桜餅に共感します!
手塚 嫁いだ娘の七段飾りのお雛様は今年も出番なしです。
町田 「飾らぬ」に共感。飾らないし、桜餅もないし、そう言えば昨日は・・・と思ったダメダメな今年でした。
白井 わかります
ショルツ おっと、私は雛壇飾って桜餅パスでした!

No.42  春いちばん転勤族の辞令前

大治 昔経験したことが蘇ってくる句です。
白鳥 人事異動の季節。独特の雰囲気だよね。
木原 どきどきの季節ですね。
五嶋 いろんなことを思い出す、身に沁みる句、です。
下河原 転勤はサラリーマンにはつきものでしたね。幸い私は、40年間1都3県以外での勤務は有りませんでした。
手塚 (仕事がら)この時期の会社勤めの皆さんの関心事を句にしました。
月足 風雲急でしょうか
白井 この時期 そわそわ不安が残る季節? おじさんは未だ花粉で同じくとってもゆううつ でーす
梅原 そわそわした頃が懐かしいい
ショルツ 春一番が思い起こさせるイベントは人それぞれ。転勤族は辞令を想起するんですね。切実。

No.43  奥の池脇みち登り梅探す

白鳥 身近な場所でも早春探し。
片岡 生田緑地の梅園を思いました。私も探梅しました。
手塚 いつもの生田緑地の散策コースです。梅園がきれいです。
町田 生田緑地ですね。梅の木が年を重ねすぎと思うこの頃です。(若々しい梅の木が少なくありませんか?人気がないのかなあ)
白井 思わず脇道探索ですか 春ですね
小野 梅の香りに誘われるままに歩いて行く様子が浮かびます。「奥の」と強調したのには理由があるのでしょうか?
私も梅探しました。
広瀬 探梅探検隊!池に落ちない様に気を付けてくださいね!春は心をアクティブにするよね?

No.44  寒明けのあるじ恋しや吠える犬

手塚 隣の犬は相変わらず夕方になると吠え出します。
月足 早く散歩に連れてって
白井 【幻聴 天国から】♬宵闇せまーれば・・・ 君ー恋し・・ 失礼

大治

No.45  古都の寺梅と仏と13人

大治 2月末鎌倉に梅と仏様を見に行って来ました。その時の4句です。大河ドラマの影響で人出が多かった鎌倉です。
白鳥 古都とは鎌倉ですね。
片岡 語呂よく鎌倉だと分かります。
五嶋 今年は、鎌倉の13の寺社がホットスポット。
下河原 鎌倉殿ですかね。鎌倉散策したいです。
月足 今年は鎌倉が密になりそう
町田 鎌倉殿の13人私も見ています。
白井 13人とは(史実崩したようなドラマ、まーガッキーがでてるのいいか的:(おじさん一部意見))なことかな??
ショルツ 今春ならではの一句。伊豆、湘南、房総半島まで、13人を辿る旅を夢見ます。

No.46  梅が香に明王の顔綻んで

大治 いつも怖い明王様も梅の香に思わす微笑んでいるような気がしました。
白鳥 梅と不動明王の組み合わせが素晴らしいです。早春のお寺が目に浮かぶようです。
片岡 恐いお不動様の、破顔がいいですね。
久保田 強面が微笑む様子を想像して、ほっこりしました。
町田 いいですねー。桜花の下ではどんなお顔でしょうか?「五大明王」楽しみです!
白井 明王院かね お不動さんこわい顔も ほころぶ春ですか いいね
小野 怖い顔の明王様も思わず目尻が下がってしまう。梅の香りの素晴らしさを表す良い比喩だと思いました。
ショルツ 参詣者も気が綻びますね。
広瀬 明王の怖い顔がほころぶ様子がユーモラス!春は幸せな季節。

No.47  声明の響きも寒し阿弥陀堂

大治 阿弥陀如来を前に住職の声明の素晴らしい声が響いていますが如何せん寒かったです。
白鳥 長谷寺でしょうか。
下河原 最近私もなぜか阿弥陀様が気になるようになりました。
手塚 深淵な風景が絵になる。声明が聞こえてきそうです。
月足 声明と寒さがとても合います
白井 まだ寒いなか お経の音と阿弥陀さま
梅原 静寂の寒さ

No.48  戒めは心の隅に燗酒酌む

大治 最後はお酒の句。仏教の戒めの一つに不飲酒(ふおんじゅ)がありますが、私には難しい戒めです。
白鳥 「戒めは心の隅に」がいいですね!私は「戒めは跡形もなく」です(反省)。
木原 忘れずに心の隅に置いておこう。
手塚 でもやっぱりお酒をそれも燗酒飲むのがOさんです。
町田 温かいお酒に満たされたような心持ちでいたいということですね。
白井 熱燗への煩悩を 戒めてと最後 でも神仏でお祓いしたのでのみたーい??ですかね??
○Q 戒め?
ショルツ まあ一献。反省はその後で、、、と。

片岡

No.49  独り見の梅暮れてゆく永き日に

白鳥 暮れなずむ道を一人梅を見ながら。風流で贅沢な時間。
木原 この句。なんか凄くいいな。上手いと思う。ちょっと切ない気持ちになりました。
片岡 憶良が大宰府の大伴旅人の宴席で詠んだ「春さればまず咲く宿の梅の花 独り見つつや春日暮らさむ」をもとにつくりました。
月足 ゆっくり静かに暮れてゆく
町田 句またがりの調べがいいですね。なにか格調も高い。心に残ります。
白井 そーですね でも 春です
○Q 梅暮?
広瀬 すごく贅沢な時間ですね!?これがまたお休みの日にお家の縁側で一杯飲りながらの時間だったりしたら、より最高ですよね?

No.50  山朝日雑木の上に春の空

白鳥 いつのまにか湿気を含んだ春の空になっている。
大治 温かい春の空が雑木という言葉で連想させる句です。
片岡 この季節に山に入り、朝歩き始めると、地上の雪の上にぽっかりとこんな青空があったことを思い出しました。
五嶋 今の季節をとてもよく感じます。
白井 そーですね もう春
梅原 空も春色
小野 山里の朝の風景でしょうか? 晴れやかな空に春の訪れを味わっているようです。

No.51  川ほとり山のけむるや涅槃仏

白鳥 川からの蒸気で靄に包まれる山が涅槃仏のように見えたのですね。
大治 2月15日は涅槃会。思わすこの句で思い出しました。
片岡 河津川のほとりに涅槃堂は、桜祭りでも訪れる人も少なく、ひっそりとあります。
下河原 涅槃仏に対して「川」と「山」の対比が印象的です。
白井 津久井の方の山 宮ケ瀬近くにこんな風景が
ショルツ 壮大、幻想的、山は自然の涅槃仏。思わず手を合わせるような情景だったことでしょう。

No.52  出でがたし卒業の門三三五五

白鳥 なかなかに去りがたい最後の日。制服を着て見る最後の母校。
木原 そうだったね。懐かしいあの景が浮かぶ。
片岡 教員をやってると卒業式は見送る側になります。元気でね、の気持ちを込めて。
下河原 3月は卒業の季節ですね。自身の記憶ははるか彼方になってしまいましたが・・・
久保田 卒業の名残惜しさを淡々と読んだ良い句だと思います。三三五五という締め方も好きです。
手塚 三三五五(三人、五人の少人数)が効いています。そのとおり。
月足 名残惜しさがそこかしこ
町田 卒業式はなかなか帰りがたいものです。
白井 【幻聴】♬「卒業だけが理由でしょうか・・・ 春なのにーお別れですか・・ 春なのに ゝ」
ショルツ 毎日一緒だった友達。「またね」と言っても、実際は「久しぶり」が合言葉になっていくんですよね。

ショルツ

No.53  如月や指に残したアメジスト

白鳥 誰かからもらった指輪でしょうか。
木原 意味深な句だ。いろいろな思いが心を駆け巡る。
大治 Q 何故指にのこしたのか、男性はわからない句です。
下河原 Q 指に残したアメジスト(紫水晶)の意味は?
町田 二月生まれの誕生石でしょうか。
白井 【幻聴】♬「そー おー ねー誕生石ならルビーだね」 的な 違うね 失礼
小野 もう3月ね。先月買った(もらった?)2月の誕生石の指輪、気に入っているの。これ素敵でしょ?。。。って感じでしょうか。
ショルツ 誕生月は去り、指には誕生石のアメジストが残っている。

No.54  ドンと突く赤城颪(あかぎおろし)の大太鼓

白鳥 赤城おろしは「ぴゅー」ではなく「ドン」なんですね。さらに「大太鼓」。参りました!
片岡 凄い風なんだと、腹に響くようです。
五嶋 太鼓の音が聞こえてくる感じの、名句。
手塚 ドンという突く擬音の響きが印象的です。
白井 まだまだ 空っ風の季節感で 奥様?
月足 大太鼓のインパクトが赤城おろしなんですね
風がドン?大迫力!
ショルツ 大鬼か巨人にドンと家の壁を叩かれたような凄まじい北風の一撃を受けました。

No.55  雪洞(ぼんぼり)に白梅浮かぶ女坂

久保田 梅のある景色を詠んだ風情のある句ですね。
白井 赤城神社かね
梅原 白梅いいね!
ショルツ 湯島天神の女坂の白梅。梅まつりの最中は梅の香よりお好み焼きやバターポテトの香が勝って興醒め。

No.56  あどけなき雛と重ねし六十年(むそとせ)や

白鳥 60年前は雛と同じ顔だったのに、あちらは変わらず。でも、その年月に感謝と充実感を感じている作者が見えます。
大治 女性しか読めない句
片岡 こういう句を年輪というのでしょうか。
下河原 お雛様をずーと大切にされている心がくみ取れます。
町田 素敵な句です。あどけなき雛と60歳との対比と重なり(共鳴)がいいなー。あどけなき雛を飾り続けた人はきっと可愛い!
白井 うーん そんなんで すでに60年経過
月足 お雛様は変わらず
小野 「あどけなき」が効いています。
ショルツ ウチのお雛様は切下げ髪のわらべ顔。かたや主は成長、後に成熟というか老化。。。
広瀬 なんか素敵!女の子~って感じです。

大嶽

No.57  春の風優しく包む心地良さ

大治 この句を詠むとなんかほんわかして心なごみます。
片岡 素直に気持ちよさが伝わります。
下河原 春の風は心地よいですね。でも個人的には花粉が・・・
町田 ほんとうにこの通りです。気持ちがすごく伝わってきます。
白井 そーですね でも ちっとも心地よくないです!涙とくしゃみと鼻水の毎日
月足 時にやさしく、時に激しい春の風
梅原 良い季節になりました
小野 寒くない、強くない。頬を撫でるような風は気持ち良いですね。
ショルツ 春風はそんな気持ちで受け止めたいものです。
広瀬 今回は、「春風に包まれる」句が多いですね?皆、誰かの胸に抱かれたいのか?優しさに飢えているのか?失礼っっ!

No.58  大空に大きく伸びる桜花

白鳥 そう!春になると桜の木が急に伸び伸びし出します。
大治 桜の大木は綺麗ですね
片岡 今年は上野の花見を都が禁止したそうです。
下河原 Q 既に早咲きの桜が咲いているのでしょうか?
町田 今蕾がまんまるに、もうすぐ大空に咲きますね。
白井 日本人のDNAから、この時期やはり気になり枝を見るのでしょうか 冬の真っ青な空 まで小さいね
ショルツ 待ち遠しいですね~

No.59  夜空キラキラ光春の月

木原 春の夜空を眺めてみるか。
久保田 光り輝く月の様子がよくわかります。
白井 うーん
○Q 光春

No.60  春になり木の芽が開く次々と

白鳥 本当に「次々と」「次々と」。魔法にかかったように。
五嶋 今、日々これを目にしています。季節を感じさせる良い句と思います。
手塚 春まだ浅し、木の芽時ですね。
白井 そーですね
月足 ようやくですね!

白鳥

No.61  生け垣に落ち手袋の赤い花

白鳥 垣根に花が咲いたような子どもの手袋。もう暖かいから拾いに来ないのか、ずっとそのまま。
片岡 誰かが落とし、誰かが掛けた冬の忘れ物。
久保田 美しい光景、そして表現ですね。
白井 いいね いいね
ショルツ 花時前の生垣に一足先に咲いた手袋花❀

No.62  湯豆腐の角(かど)冴え冴えし雪月夜

白鳥 大雪予報に「明日は雪見豆腐だ!」と豆腐を買いました。しかし雪は積もらず月だけがきれいだった。
片岡 うん、寒そうで、湯豆腐がおいしそうです。
五嶋 この季節を表現する、何か凄みを感じました。併せて、熱燗も?
下河原 「冴え冴えし雪月夜」美しい情景と湯豆腐の取り合わせが文学的ですね。
久保田 淡々とした光景で雪の月夜を詠んでいるのですが、ものすごく美しい句になっているように思います。
町田 寒さと熱さの対比が感じられました。
町田 寒さと熱さの対比が感じられました。
白井 Q むずーですが 湯豆腐の角と雪の月が重なって? 春なのにさむー?でないね
月足 湯豆腐は冬の冴え冴えした寒さが合います

No.63  クロッカス雪に紫紺の春の意志

白鳥 春スキーで寄った高速SAの花壇。雪に負けないクロッカスのド根性。
下河原 春を感じる一句です。
手塚 春が人間ような意志を持っているところが印象的です。
白井 クロッカス 福寿草 すみれ など小さいが真っ先に春を主張してるとのことですかね いいね
小野 クロッカスが芽を出す様子を「春の意思」と表したのがいいですね。
ショルツ この時期に咲く定めなら雪が降っても寒くても!それを「意志」と表現するのはさすが。白と紫紺のきっぱりさも冴え冴え。
大治 春の意志にクロッカスの花の強さを感じ散れます

No.64  膨らんだカーテン春を抱擁す

白鳥 学年末試験の教室。感染対策で少し開けた窓からの風は、もうすっかり春でした。
木原 風にそよぐカーテン、そんな感じだね。
片岡 カーテンが風にふくらんだ様子を春を抱擁と描く妙!
白井 こんなふうに作りたいのですが…感服です 私のは「春かぜちゃん」です
月足 窓際にほのかな明るさと温かさ
梅原 窓を開けても心地よい季節
小野 「膨らんだカーテン」「春を抱擁す」という言葉の組み合わせが素敵。
あったかい!
ショルツ 人工的なカーテンと自然の春風のコラボレーション。
大治 春の陽射しを感じられます
広瀬 素晴らしい!「春を抱擁す」と詠むその感性!誰の頭にも同じ映像が想像できますね?きっと。